京都の新しいものづくりを世界に発信!西陣織で表現した再生ペットボトル繊維織物
MKタクシーは、環境問題・SDGs・伝統産業振興にも取り組んでいます。
西陣織の技術による再生ペットボトル繊維織物のブランド発表及び製品展示会が、去る2022年5月20日に世界遺産の二条城で行われました。
トヨタ自動車とMKタクシーとの車両「MKグランドハイヤー」には、多くの方から、乗ってみたい、お客様の送迎に使いたいなどの声が挙がりました。
二条城でのブランド発表及び製品展示会
再生ペットボトル繊維織物のブランド名の「Reperic(リペリック)」は、リサイクル+ペットボトル+ファブリックから名づけられました。
Reperic実行委員長・開発責任者は、有限会社フクオカ機業の福岡裕典社長。
ブランド発表及び製品展示会で、福岡社長は以下の挨拶をされました。
職人の高齢化や承継者不足などで衰退の一途を辿る西陣織を思い、弊社は何か新しいものづくりができないかと考えました。
そこで、ペットボトルをリサイクルした繊維で西陣織ができないか、試行錯誤し、本日の発表となりました。
この西陣織の技術を世界に発信できたらと思っています。
式典に参加された門川大作・京都市長は、以下の意見を述べました。
ものづくりは幅広い文化を支え、市民生活を豊かにし、新たな価値を創造します。
西陣織は明治維新の時代にもジャカード織を導入されたように、いま新たな挑戦を始められました。
カーボンニュートラル、SDGsのニーズにも合致していますので、京都市としてもこの新たな挑戦をしっかりと後押ししていきます。
西陣再生ペット織を活用した「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」
MKタクシーも、この再生ペットボトル繊維織の取組みに協力をしています。
トヨタ自動車とMKタクシーのコラボ車両「GRAND HIRE KYOTO PROJECT」を展示会会場に持ち込みました。
この車両のシートカバー・クッションに、フクオカ機業製作の西陣再生ペット織が使われています。
車両展示では、フクオカ機業・福岡社長は「MKグランドハイヤーのシートはロゴや柄が入っても派手になることなく、見る角度によって見え方が変わるようにしました。西陣織の紋織りの特徴です。再生ペットでSDGsの観点もありつつ、シルクのような光沢のある特徴を出しました。強度もあり、お手入れしやすいです」と説明されていました。
つややかなシートカバーの効果もあって、多くの方から「乗ってみたい」「お客様の送迎に使いたい」などのお声がけをいただき、実際に西脇隆俊・京都府知事や門川市長が車両をご覧になる場面もありました。
MKタクシーは今後とも、西陣再生ペット織など、環境問題・SDGs・京都の伝統産業振興の取組みに積極的に協力してまいります。
https://www.mk-group.co.jp/about/news/220316grand_hire_kyoto_project.html