MK新聞の社説記事「札幌MK、反響上々の開業に感謝 お客様目線のサービスを改めて誓う」2009年5月1日号
目次
MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞の2009年5月1日号に掲載された社説記事の全文です。
「タクシー再規制は事業者の創意工夫の放棄」と題して論じています。
札幌MK、反響上々の開業に感謝 お客様目線のサービスを改めて誓う
札幌エムケイ株式会社 代表取締役社長 平山功
開業までの長い道のり 改めて皆様に感謝します
去る4月22日、札幌MKはMKグループ8都市目の拠点として札幌で開業いたしました。開業までにご協力いただきました関係者の皆様、許認可いただきました北海道運輸局、そして札幌MKに期待をお寄せいただきました札幌市民の皆様に厚く御礼申し上げます。
開業にいたるまでには紆余曲折があり、当初は昨年8月頃より営業譲渡という形で進めてきましたが交渉がまとまらずに、11月7日に新規許可申請に切り替えました。地元の業界団体である札幌ハイヤー協会から許認可差し止めを求めた提訴がなされたことにより審査期間が無用に長引きましたが、本年3月27日に許認可され、その後1ヵ月と無いなかで開業準備を進めてまいりました。
MKタクシーでは質の高いサービスを身に付けるために徹底した教育を行います。これまでのタクシーの「常識」に染まったタクシー経験者ではなく、むしろMK流の教育をゼロから吸収できる未経験者を中心に採用活動を行ってきました。タクシーはサービス業であるという精神を共有できる人材がMK社員なのです。これらの新入社員のなかから少しでもタクシー乗務経験を積ませるために、京都MKにて乗務研修を受けた者もおります。開業前にドアサービスなどの路上教習を行っておりますと、通行人の方から「頑張って」と温かい声をいただくことも多々ございました。
一日ごとに開業日が近付き、私たちもこれまで教習で学んだサービスに自信を深める反面、札幌市民の皆様に受け入れられるかどうか大きな不安もございました。
開業初日から電話注文300件 ススキノ専用のりばで200組
4月22日の開業日、開所式にて社員一同を前に、「私たちはお客様の方を向いて商売をするだけであり、MKタクシーが札幌に来て良かったと言っていただき、さらにはMKタクシーが札幌になくては駄目だと言われるような存在になるために、全社員一丸となって奉仕しましょう」と呼びかけました。
開業時間を待たずにお客様からコールセンターへ予約の電話が鳴り始め、開業初日は電話注文300件、そしてススキノに設置したMKタクシー専用のりばからは200組のお客様にご乗車いただきました。関西でMKタクシーをご利用いただいておりますお客様から新千歳空港からの送迎のご注文もいただき、MKタクシーの全国ネットワーク化は確実にお客様の利便性を高めていると確信いたしました。この、予想を大きく上回る反響に驚くと同時に、これだけ高いお客様の期待を裏切ることはできないと、非常に気の引き締まる思いをいたしました。
増車へ向けた確かな手ごたえ 開業日に車庫拡張申請を提出
札幌MKの車両数は40台です。お客様のご注文に迅速にお応えするためにも今以上に増車を行わなければなりませんが、もしも売上が低迷したままで増員増車をはかれば会社経営として厳しい状況に立つことになります。しかしながら営業初日から多くのお客様にご用命いただき、増員増車に向けた確かな手ごたえを感じております。
早速、増車のために必要な車庫を拡大する申請を北海道運輸局札幌運輸支局に提出するとともに、現在新たに空港定額タクシーや割引回数券などの新サービス導入にも動き始めています。
安全運転とサービスを徹底しお客様に選ばれるタクシーに
札幌MKは一日も早くお客様に選ばれるタクシーになることを目指します。MKタクシーに乗ってさわやかな気分になった、そうお客様に感じていただき、札幌になくてはならないタクシー会社として地域社会に根付いた事業を行ってまいります。お客様におかれましては今度ともご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします。