グローバル・ビジネス・レポート【95】「アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【95】「アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、長岡技術科学大学に協力いただき、「グローバル・ビジネス・レポート」を2013年2月1日から連載しています。
MK新聞2021年4月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室の初汐一真さんの執筆です。

アクシアル リテイリンググループTQM発表大会

アクシアル リテイリンググループTQM発表大会

アクシアル リテイリンググループTQM発表大会参加

私は2020年3月に阿南高専の創造技術工学科情報コースを卒業し、4月に長岡技術科学大学情報・経営システム工学課程に編入学した。高専在学時に経営学に関心を持ち、経営と情報を学べる長岡技大に進学することを決めた。現在、私は、経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室に所属している。今回は、研究室で、2020年11月のアクシアル リテイリングのTQM発表大会に参加したことについて書く。

アクシアル リテイリングは、新潟県長岡市に本部を置く、原信、ナルス、フレッセイの各スーパーマーケット事業を中心に事業展開している東証1部上場企業である。同社は、1980年代からQC活動に取り組んでおり、2020年10月には日本科学技術連盟の日本品質奨励賞TQM奨励賞を小売業で初めて受賞している。

QCはQuality Control(品質管理)の略であり、QC活動は、通常、QCサークルという小グループを結成して改善活動が行われる。QCサークル活動は、現在、製造部門だけでなく、事務部門、営業部門、サービス部門などにも広がり、病院でQC活動を行っている病院もある。QC活動を全社的な取り組みに発展させたのがTQM(Total Quality Management:総合的品質管理)である。TQMは、企業活動全般に対しその維持・向上をはかっていくための活動であり、アクシアル リテイリングでは、TQMを「お客様のご満足を目的とした全員参加の組織的継続的な経営活動」として位置付け、経営の根幹としている。

アクシアル リテイリングのTQM発表大会は、2020年時点で、グループ全体で997あるQCサークルから特に優れたQCサークルを選抜し、それらのサークルが大会で発表し、審査、表彰する社内大会である。1983年に第1回が開催され、当時は年1回の開催であったが、現在は年8回開催され、今回、研究室で参加したのは第127回大会であった。これまで今年度のTQM発表大会はコロナウイルスのためオンラインで開催されていたが、今大会は、参加者のマスク着用はもちろんのこと、発表者用のアクリル板やマイクを発表毎に消毒するなど万全の対策を取った上で市民ホールで開催された。

大会では、各サークルが部署方針に基づいてテーマを設定し、QCの手法を用いて、テーマの達成を目指し取り組んだ内容が発表された。ネットスーパーの誤配送を減らす取り組みや食品の生産不良数削減の取り組みなど、どの発表も普段、聞くことがない興味深い発表だった。

TQMは、当初、原信のみで行われていたが、ナルス、フレッセイがグループに参加した後は、全社を挙げて取り組まれている。私がTQM推進室の堤氏に、ナルス、フレッセイの各社はグループに入ってからこのような取り組みを始めたのかと聞いたところ、堤氏から「そうです。グループに参加するうえで、TQM活動を開始されました。TQMは社内の『共通言語』です」との答えが返ってきた。大会の最後の講評では、アクシアル リテイリングの原社長が「TQMは何のためにやるのか。それはお客様のご満足のためである」とおっしゃっていた。
異なる会社が同じグループとなる際、同じスーパーマーケットといっても、仕事のやり方は会社毎に異なる部分もあり、統合が難しい部分もあると考える。今回、アクシアル リテイリンググループTQM発表大会への参加を通して、同社ではTQMを共通言語とし、グループ全体でTQM活動に取り組むことで会社の考え方を統一している。QCサークル活動では自主性を尊重しつつ、大会の場ではお互い切磋琢磨していることがよく理解できた。

 

筆者プロフィール

兵庫県出身。阿南高専卒。現在、長岡技術科学大学情報・経営システム工学課程の第4学年に在籍

 

アクシアル リテイリング株式会社より追記

上記に記載の企業様よりMK宛のメッセージを頂戴しましたので、紹介させていただきます。

 

アクシアル リテイリング株式会社 取締役副社長 五十嵐安夫

かつて、京都府向日町(のち市)に在住。ミナミとカツラが合併して間もない頃からよく知っていて応援していました。運転手さんたちとのコミュニケーションに青木社長が大変な苦労されたこと、早朝のおはよう無線、自宅起点、固定20万など、今も衝撃が残っています。その後の発展についても遠くから関心をもって見ており、新規ドライバー採用の方法・手順、ロンドンへの留学のことなどは地元(新潟)のタクシー会社さんに紹介しています。また、府下の病院や公的諸施設から圧倒的な支持を受けておられることに歓んでいます。
今でも京都に赴くとたいてい八条口でお願いをしています。
まさにMK様はTQMが目指すところと同じ経営をされています。

 

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