グローバル・ビジネス・レポート【92】「新型コロナウイルスと就職活動(下)」|MK新聞連載記事

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グローバル・ビジネス・レポート【92】「新型コロナウイルスと就職活動(下)」|MK新聞連載記事

MKタクシーの車載広報誌であるMK新聞では、長岡技術科学大学に協力いただき、「グローバル・ビジネス・レポート」を2013年2月1日から連載しています。
MK新聞2020年12月1日号の掲載記事です。筆者プロフィールは新聞掲載時点のものです。

長岡技術科学大学 経営戦略・技術経営・ものづくり経営研究室の重田大樹さんの執筆です。

 

新型コロナウイルスと就職活動(下)

前々回の記事では、新型コロナウイルスによって2021年卒業予定の大学生の就職活動のスケジュールがどのような影響を受けたのかを書き、前回の記事では、このような状況の中で、私が実際にどのような就職活動を行ってきたのかを書いた。今回の記事では、まとめとして私の就職活動全体を振り返る。

前回の記事で書いたとおり、私は主にYouTubeを利用し、情報収集、自己分析、面接対策を行っていた。しかし、中々、内定を頂くことができずにいた。そんな中、私は昨年からアルバイトをしていたA社の方に相談するようになった。その方からは「やりたいことを仕事にするのは大事なことだけど、向き不向きがある。内定をもらえずにいるのは企業側に向いていないと判断されていると思う。だから、やりたいことベースではなく、できることベースで就職活動をした方がいい」と言われた。このアドバイスを受け、私は自己分析をやり直し、職種や志望企業を修正し、A社の方に模擬面接もお願いした。就職活動の方針を修正した結果、今度は内定を頂くことができた。
就職活動は、私にとって自分がどういう人間なのかを改めて見直す貴重な機会にもなった。

今年、新型コロナウイルスが流行した中での就職活動では、会社での説明会、面接など当たり前だと思っていたものが突然、オンラインに変更され、当初は、それらの変更に対応することが大変だった。しかし、説明会や面接がオンライン化になったことで、移動時間や交通費を気にすることなく志望企業を受けることができるようになった。私のような地方の学生は企業に行くために、半日、1日がかりということもあり、その分の交通費も負担しなければならない。これらが無くなったことは、ありがたかった。ただし、オンライン化により、学生のエントリー数も2倍以上に増え、選考の倍率が高くなった企業もあった。ある企業では、選考に必要な書類や課題の提示から、その締切期限をかなり短く設定することで、志望人数を絞っていた。このように就職活動のオンライン化には、メリット、デメリットがある。

今後、就職活動を行う学生へのアドバイスとして、現在の経済状況を考えると、来年の就職活動は、今年度の就職活動よりも厳しくなるではと考える。そのため、遅れて就職活動に取り組んだ私が言うのも何だが、今年の就職スケジュールよりもできるだけ早めに就職活動を始めてほしい。就職活動で何をしたらいいか分からないという人は、「面接で聞かれる質問一覧集100選」といった質問集に取り組むことをお勧めする。質問集に取り組むと自分がどういう人間なのかが見えてくる。説明会、面接は、新型コロナウイルスが終息したとしても、オンラインの流れが続くだろう。前回の記事でも書いたが、オンラインの面接では、通信環境によって動画(会話)が遅れる、止まることもあるので注意してほしい。

新卒の就職活動は、間違いなく自分の人生を決める大きな機会となる。自分の将来を思い描きながら前向きに取り組んでいってほしいと思う。

 

筆者プロフィール

茨城県出身。茨城高専卒。現在、長岡技術科学大学情報・経営システム工学課程の第4学年に在籍。

 

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